検証ツールを使ってコードに触れてみよう

Mar 24th, 2023 javascript programming

本講座の狙い

Web アプリケーションとは

Web アプリケーションはインターネットを通じて動作するプログラムであり,基本的にサーバクライアントという2つの主要な部分で構成されている.

Web アプリケーションの動く仕組み

  1. クライアントは Web アプリケーションにアクセスするためにインターネットブラウザを使って URL を入力
  2. サーバは URL に基づいて対応するデータやプログラムをクライアントに送信
  3. クライアントはサーバから受け取ったデータやプログラムをブラウザで解釈し、画面に表示

クライアントでは,HTML がページの構造を,CSS がデザインを,JavaScript が動的な機能を担当している.

  クライアント               サーバ
      |                      |
      |-----1.リクエスト------>|
      |                      |
      |<---2.データ/プログラム--|
      |                      |
      |------3.表示/操作-------|
      |                      |

ブラウザでhttps://gsacademy.jp/を開いたときの流れは以下の通りである.

  1. ブラウザにURLを入力する.
  2. サーバは Web サイトの HTML,CSS,JavaScript のコードをブラウザに送信する.
  3. ブラウザは受け取ったコードを読み,画面に情報を表示する.

検証ツールとその使い方

実際に下記のページで検証ツールを開いてみよう.

https://gsacademy.jp/

HTML

HTML を見てみる

HTML を書き換えてみる

上述のwebページについて検証画面で適当なテキストを書き換え,画面の内容が変化することを確認してみよう.

CSS

CSS を見てみる

CSSを書き換えてみる

レスポンシブデザインの確認

JavaScript

JavaScriptを動かしてみる

以下の内容をConsole タブに貼り付けると,指定した場所の「文字の色」と「文字の大きさ」をランダムに変更する処理を追加できる.この処理は「処理(関数)を定義」しているだけなので,この時点では画面は変化しない.

function randomColor() {
  return '#' + Math.floor(Math.random() * 16777215).toString(16);
}

function randomFontSize() {
  return Math.floor(Math.random() * (56 - 10 + 1)) + 10 + 'px';
}

function changeTextProperties(className, index = 0) {
  const elements = document.getElementsByClassName(className);
  if (elements.length > 0) {
    if (index < elements.length) {
      const element = elements[index];
      element.style.setProperty('color', randomColor(), 'important');
      element.style.setProperty('font-size', randomFontSize(), 'important');
      changeTextProperties(className, index + 1);
    } else {
      setTimeout(() => changeTextProperties(className), 200);
    }
  } else {
    console.log('No elements with the specified class found');
  }
}

続いて,以下のコードを貼り付けて実行すると,上記の処理が動作し,実際に画面の文字が変化する.

changeTextProperties('top-catch-01');
changeTextProperties('top-catch-02');
changeTextProperties('top-catch-03');
changeTextProperties('top-catch-04');

まとめ

この講座では,検証ツールを使って Web アプリケーションの基本要素である HTML,CSS,JavaScript を体験した.他の Web サイトやアプリケーションでも簡単な変更を試すことで,Web アプリケーション開発のイメージが湧くだろう.今後のチャレンジで,さらにスキルを磨いていきましょう.